線も繋がずに通信をするなんて魔法や夢の中でもなければ実現なんて無理とも考えられていましたが
それらを発明し、現在もさらに発展させ続けているのはまさに人間の英知ともいうべき技術です。最近は携帯電話の普及によって若い世代の人にはその存在すらあまり知られていない無線機ですが、この魅力を再度認識してほしいものです。
日本にはいまのところ数百万にもおよぶアマチュア無線家が存在しており、世界に視線をうつすと300万局をこえるともいわれています。
また、年齢とわず楽しむことができるというのも魅力です。最年少はなんと3歳で技師免許を取得してしまった小さな猛者がいらっしゃるぐらいですし、戦後からずっと無線をやられていたベテランの方、昨日開局したまったくの初心者の方まで人種を関係なく色々な方と会話を楽しめるというのは、ハムならではの魅力です。
そしてその繋がりは国内のみでなく世界にまで広がり、国をこえていろいろな方と話ができるのはまさに無線機の本髄です。
そして、無線機の免許の等級をあげていけばいくほど、ハムに関しての豊富な知識をえることができ、また使える無線機が増えてくるぶぶんも達成感や所有感を満たしてくれます。また、その域になるとかなり本格的な活動ができるようになり、仲間の中でもひともく置かれる存在となるため、こういった部分も独特のよさがあります。
ただ、逆にこういった免許制といった部分が敷居を高めているため、手ごろとはいえない点がなかなか一般的には普及しない理由となっているようです。一度でもリグにふれて、それらの使い方や実際に手にしてみる機会があると良いのですが、それらができるお店というのも最近はかなり数が減ってきています。これだけ楽しみ趣味は他になかなかあるものではありませんので、皆さんでどうかこれからのハム界を盛り上げていきましょう！